Eyes on the Congoについて

2008年に、大学の授業で紛争に関する講義をする前にある質問調査を行った。151人の受講生(1年生)に「冷戦後(1989年以降)、最も死亡者数が多い武力紛争はどこでおきていますか?」という質問に対して答えを書いてもらった。正解はコンゴ民主共和国(死者数は540万人で、2位である南部スーダン紛争の約4倍)だったが、151人中、この紛争をあげた受講生は一人もいなかった。

学生は世界で何が起きているのかに対して関心がないというとらえ方ができるかもしれないが、それより、学生が与えられている(またはアクセスできる)情報のほうに問題があると思う。学生は世界の紛争のことをまったく知らなかったわけではない。新聞やニュースで頻繁に報道されてきたイラク(死者数100万人以上?)、コソボ(死者数1万人)、イスラエル・パレスチナ(死者数8千人)の紛争は答えのトップ3を占めていた。「選ばれた紛争」に関する情報はインプットされていた。

しかし、世界情勢を知る機会さえあれば、さまざまなレベルで関心をもつようになる学生がたくさんいる。そして嬉しいことに、世界最大紛争のコンゴ民主共和国に強い関心を持つようになった大阪大学の学生に出会うことができた。この学生たちは「Eyes on the Congo」というサークルを結成し、まず大学内からコンゴ民主共和国に人々の目を向けさせる運動を企画することにしている。特に、世界的運動であるコンゴウィーク(10月18~24日)に合わせて様々な活動を実施する予定をしている。

大阪大学のグローバルコラボレーションセンター(GLOCOL)が企画しているセミナー(10月19日:東コンゴのゴマでUNHCRの事務所所長として活躍していた米川正子氏の発表が予定されている)と連動し、コンゴ民主共和国に関するドキュメンタリーの上映会やミニワークショップ(10月21・23日)を企画している。コンゴウィークが終わった後も、これからどのような活動をしていくのか楽しみにしている。

そのうちに、Eyes on the Congo独自のブログはできるかもしれないが、その前にまず、このブログの場を借りて、Eyes on the Congoのメンバーからの声を聞くことにした。というわけで、しばらくのあいだ、「ステルス紛争」はリレーブログという形になる。メンバー1人1人からの投稿をぜひ読んでみてください。

(ちなみに、Eyes on the Congoは現在、メンバー募集中とのこと。お問い合わせは eyes_on_the_congo@hotmail.co.jp  まで。)

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