病死と医療体制とコンゴ民の紛争

Eyes on the Congoからの投稿その3

今年医学部に入学し、医者への道を一歩前進しました。

そんな中、今回、私がコンゴ民主共和国とその周辺を巻き込んだ紛争に興味を示すようになったきっかけは、大学で行われた授業の中でのことでした。

はじめは、そもそもどういった経緯でそこまで大きく発展していったのかという事実及び情報に対しての関心を持った上で、知っておきたいという思いでした。

その過程で、一つの事実にたどり着きました。それは、ここまで死者数が増えた原因は、単に戦闘が長く続いているというだけではなくて、感染症などによっても大量に死者が出ているというものです。

はじめこそ戦闘での死者が全体の11%と多数出たものの、現在では戦闘での死者が0.4%となったことにも見られるように、戦闘規模が小さくなっているにもかかわらず、死者が増え続ける原因はやはり病気が主たる原因であると考えられます。しかし、その病気どれもがまったく治療手段のないものというわけではありません。

ではなぜ、治療ができないのか。その原因は、戦闘などによる国内の政治的・経済的混乱により、十分な医療・安全な食料・インフラ設備が提供できずにいるのです。逆に言えば、それらを安全に提供でき、国民が安心して利用できる環境が整えば、死者数は圧倒的に少なくなるはずなのです。

医療の提供については、実際の治療に加え、予防のためのワクチンも必要になってきます。国内の崩壊した医療体制では追いつくはずもなく、国際医療班(「国境なき医師団」など)が実際に現地に向かい、活動することが必要となります。そのためにはもちろん資金が必要になってくるわけです。しかし、メディアに載らない・人々がコンゴ民主共和国の現状を知らない以上、十分な資金が届くとは考えられません。

さらには、外部から手を入れてその場限りの治療をするのだけでは、一時的には状況が良くなっても継続的にはいかない恐れがあります。そのためにも、国内の医療体制を立て直し、より良い治療法を伝えていくことが大切です。同じ資金を出すにしても、「資金は出すから後は何とかしてくれ」という姿勢では何も良くなりません。また、国として安定していないところに資金だけ投入しても、何に使われるのかわかったものではない(武器の購入など)というのも肯ける意見ではないかと思います。

医療体制の崩壊は、戦闘を経験した場所であれば必ずといっていいほど直面する現実です。これ以上の死者の異常な増加を止めるためには、国内の医療の充実が求められているのです。

ステルス紛争の悲劇というのは、私たちの目に付かないからこそ、その死者数は大きく膨らんでいく一方なのです。この悪い流れを断ち切るためにはまず、私たちが知ることが必要なのです。

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