2月, 2010 のアーカイブ

朝日新聞と紛争

Posted in コンゴ民主共和国, メディア, 報道量 with tags , , , , , on 2月 4, 2010 by Virgil

日本のメディアは世界にほとんど向けていない。新聞には日本に関する報道が25~30ページに対して、残りの全世界に関する報道はたった1~2ページであることが物語っている。これだけグローバル化が進んでいる時代にそこまで「自国」だけに着目することは理解に苦しむ。

 しかし、世界に関する報道の少なさだけが問題ではない。世界に関するわずかな報道のなかにも大きな問題がある。地域によって、報道量が極端に少なかったり、多かったりする。世界の紛争に対する報道量を見ればすぐわかる。

 以下の図は朝日新聞での3つの紛争(コンゴ民主共和国、イスラエル・パレスチナ、グルジア)に対する報道量を文字数で表している。それぞれは一見、だいたい同じレベルに見えるが、よく見ると分析の期間が全然違う。イスラエル・パレスチナとグルジアの紛争に対しては、紛争が激しかった1か月分の期間のみを測っている。ところが、この1か月分だけども、コンゴ民主共和国の紛争の報道の10年間分に相当する。

世界一大きな紛争であるにもかかわらず、コンゴ民主共和国がほとんど無視されてきている。そう考えると、日本でその存在すらほとんど知られていないのは不思議ではない。死者数でいうとこの紛争の規模はイスラエル・パレスチナの800倍、グルジアの2,700倍。どうしてこのような状況がありうるのだろうか・・・

(データ収集の協力:中村仁美)

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