コートジボワールの新展開

「アフリカも世界の一部」第32 

昨年の大統領選挙以降、結果が争われ、いまだ二人の大統領状態が続くコートジボワールでは状況が悪化し、再び紛争に向かっていると懸念されている。

既に、落選したとされながら、大統領の座から降りないバグボ氏を支援する側と、当選したはずのウァッタラ氏を支援する側との間で、国の西部と南部では武装勢力の衝突が発生している。さらに、長年紛争を経験してきた隣国のリベリアからも報酬を求め、戦いなれた戦士が入ってきており、両側についているという報告もある。また、ウァッタラ氏の支援基盤の北部では約1週間、電気も水道も止められ、バグボ側によるいやがらせだとされている。

商業の中心地のアビジャン市でも衝突が続いている。ウァッタラ氏の支持者が多い郊外のアボボは特に被害を受けている。3月3日、女性によるデモに対して発砲があり、少なくとも6人の死亡が確認された。流出された事件の映像にはバグボ氏が率いる「国軍」の姿が捉えられている。現在、アビジャンの30万人を含み、45万人が難民・国内避難民となっている。

これまで仲介の試みがいくつかあったが、問題解決には近づけることができていない。この問題は、アフリカ連合(AU)の平和と安全保障理事会でも議論された。危機発生からアビジャンのホテルに立てこもっていたウァッタラ氏はエチオピア、アディスアベバにあるAU本部でこの議論に参加したが、バグボ氏本人は参加しなかった。また、コートジボワールに駐在している国連PKO(UNOCI)は8千人から1万人に増強されることが決まった。しかし、その後、バグボ氏は国連機による入国を禁じた。

カカオ産業が受けている影響はさらに拡大している。バグボ氏の資金源を阻止するため、ウァッタラ氏はカカオの輸出禁止指令を出した。これに対し、国内では実質的な権力を持つバグボ氏はカカオ産業の国営化を発表した。しかし、諸外国のほとんどがウァッタラ氏を支援しているため、バグボの利益に繋げることは出来ず、大量のカカオが港で溜まり、輸出は考えにくい。しかし、カカオの一部は隣国のガーナに密輸されているとも見られている。世界最大のカカオ生産国であるだけに国際市場への影響が大きく、30年ぶり以上の高値となっている。

これほどの進展があるにもかかわらず、日本のメディアはコートジボワールでの情勢をほとんど報道していない。朝日新聞は今年に入ってから、3月までに、コートジボワールに関する記事が1つしかなかった。3月に入り、やっと報道はあったが全体的に報道量が少ない。この大きな問題をもっと取り上げてもよいのではないだろうか。アフリカも世界の一部だ。 

以下の文書のような形で、朝日新聞にこの状況を伝え、報道を求めよう。

このリンクから直接投稿してください。

(もちろん、自分自身のメッセージを書いていただくのが望ましいのだが、以下の文書をコピーしてリンク先に張り付けるのも可能)。

「二人の大統領状態が続くコートジボワールでの衝突がエスカレートし、問題が悪化しています。女性のデモに対する発砲もありました。また、世界最大のカカオ輸出国家の問題であるため、カカオは30年以上ぶりの高値になっています。朝日新聞は3月に入り、やっと現状を少し報道しましたが、もっと取り上げてもよいのではないでしょうか。アフリカも世界の一部です。」

英語になりますが、以下のサイトを参照に:

 コートジボワールの現状に関する記事

 コートジボワールの現状に関する記事2

 カカオ問題に関するニュース(映像)

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