コンゴウィーク のアーカイブ

コンゴウィーク2009 イベント紹介

Posted in コンゴ民主共和国 with tags , , , , , , , on 10月 4, 2009 by Virgil

コンゴ・ウィーク2010年のイベント紹介はこちら

世界36ヶ国参加!!コンゴに目を向ける世界的運動であるコンゴウィーク(2009/10/18~24)。大阪大学では3つのイベントを開催します。

~もっと知ろう~

【1】コンゴセミナー:「平和以外なんでもあるコンゴ~天然資源紛争の裏に~」

●日時

2009年10月19日(月)16:20-17:50

 ●場所

大阪大学 豊中キャンパス 21世紀懐徳堂 スタジオ

 ●講師

米川正子/JICA国際協力機構アフリカ部客員専門員(平和構築)

 ●主催

グローバルコラボレーションセンター(GLOCOL)

 ●協力

大阪大学21世紀懐徳堂

Eyes on the Congo

【2】ドキュメンタリー上映会+ミニワークショップ:目を逸らさずにコンゴの現状を見てください。

●日時

2009年10月21日(水)9:00-18:00

2009年10月23日(金)9:00-18:00

(出入り自由)

 ●場所

大阪大学 豊中キャンパス 21世紀懐徳堂 ギャラリー

 ●主催

グローバルコラボレーションセンター(GLOCOL)

Eyes on the Congo

 ●協力

大阪大学21世紀懐徳堂

~行動につなげよう~

【3】署名運動:私たちと一緒に政府やメディアにこの疑問を投げかけませんか?

●日時

2009年10月21日(水)9:00-18:00

2009年10月23日(金)9:00-18:00

(出入り自由)

 ●場所

大阪大学 豊中キャンパス 21世紀懐徳堂 ギャラリー

 ●主催

Eyes on the Congo

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質問等ある方はこちらにご連絡ください↓↓

eyes_on_the_congo@hotmail.co.jp

Congo Weekに懸ける思い

Posted in コンゴ民主共和国 with tags , , , , , on 10月 2, 2009 by Virgil

Eyes on the Congoからの投稿その1

私は、現在大阪大学グローバルコラボレーションセンター(GLOCOL)で勤務しているが、2005年から2006年の1年間イギリスの大学で国際関係学を学んだ。主にアメリカの外交が世界に与える影響力に関して研究した。一般的に、アメリカの外交の型は4つに大別されると言われている。1.ハミルトニアン:他国との経済的協力を強化がアメリカの国益を増し、国際社会も安定する。2.ウイルソニアン:アメリカは、国際社会に関して倫理的責任を負っているから、アメリカの価値観を世界中に広めるべきだ。3.ジェファソニアン:アメリカは自国内で完結できる国家であるから、他国に干渉すべきでない。4.ジャクソニアン:自国の利益を何よりも優先させるべきで、他国と深く関わりは持たない方が良い。が、戦争を仕掛けられたら最後、勝利意外は考えない。留学中は、この4つの型をアメリカが紛争へ介入した歴史、もしくはイラク戦争など現在の介入をも読み解くのに利用し、当てはめては議論を繰り返した。イラク、ボスニア、パレスチナ、北アイルランド等々。しかし、コンゴ民主共和国(DRC)が議題に上ることはとうとう無かった。

GLOCOLの助教である、Hawkins先生から、「ステルス紛争」というキーワードを教わった。そして私は疑問に思い始めた。上記のような明確な区別で国際関係を論じることに、またアメリカもしくは先進国という国々が持ちうる、いわゆる発展途上国に対する「まなざし」そのものに。「Eye on the Congo」に参加するきっかけとなったのは、卓上の理論でコンゴを語るのではなく、実践でリアルにコンゴの惨状を理解、解決するために行動を起こすべきだと考えたからだ。

最新の報告によると、冷戦終結以来、コンゴ民主共和国(DRC)では540万人以上が、紛争が原因で亡くなっている。それに比べて、日本でも比較的知られているパレスチナとイスラエルの紛争では死亡者数は8千人にとどまっている。[1]また、歴史を振り替えれば、第二次世界大戦での日本人の死亡者数は諸説があるが、310万人といわれている。現在、多くの日本人は、約2~3世代前までさかのぼれば、死亡や行方不明、負傷等戦争で被害を被った肉親がいる確立がかなりあると予想される。しかし、コンゴで今起こっていることは、それ以上の死亡者数を出し、歴史ではなく現状でありながら、国際社会から高い関心を得ることはないままだ。コンゴで産出されているレアメタルは、私たちの生活に深く入り込んでいる可能性が高いにもかかわらずだ。

民主党政権となったアメリカ政府は、遅まきながら、今年8月クリントン国務長官をコンゴ東部に送り込み、コンゴ中央政府カビラ政権へ1千7百万ドルもの支援を決定した。このアメリカからの支援は、アメリカ合衆国自身が体感した「Change」をコンゴで引き起こす機運となるのだろうか。崩壊国家であるコンゴの見せ掛けだけもしくは、紛争の要因でもある中央政府に支援をすること自体に批判の声も挙がっているが、少なくとも今まで以上に「コンゴ」をメディアで目にするきっかけとはなった。コンゴに対する有効な支援のために、国益を計算しながらの国というマスな目線ではなく、コンゴの現状を見据え、問題を把握した上で支援する必要がある。コンゴを支援団体、NGO “Friends of the Congo”のアドバイザーを務めるアリ・M・マラウ氏は、「今のコンゴの崩壊は前例がないレベルに達している。そうした現実を認めない議論は、知性を疑うほかない」と語っている。[2]2000年から2004年の4年間だけで、400万人が紛争で死亡し、誤解を恐れずに言えば、「ただ、死亡している」のは、紛争の一部分であり、インフラは破壊され、反政府軍、政府軍を問わず兵士らによる一般市民への略奪やレイプが横行している。[3]このコンゴの人々の異常を世界に向け発信しようと、私たち「Eyes on the Congo」は、10月18日~24日のコンゴウィークに向けて、始動している。

 


[1] Accessed 21 September, 2009. http://www.glocol.osaka-u.ac.jp/research/090417sasshi.pdf 

[2] Accessed 21 September, 2009.  http://newsweekjapan.jp/stories/world/2009/08/post-433.php

[3] Accessed 21 September, 2009. http://www.foreignpolicy.com/story/cms.php?story_id=4763 

Eyes on the Congoについて

Posted in コンゴ民主共和国 with tags , , , , , on 10月 2, 2009 by Virgil

2008年に、大学の授業で紛争に関する講義をする前にある質問調査を行った。151人の受講生(1年生)に「冷戦後(1989年以降)、最も死亡者数が多い武力紛争はどこでおきていますか?」という質問に対して答えを書いてもらった。正解はコンゴ民主共和国(死者数は540万人で、2位である南部スーダン紛争の約4倍)だったが、151人中、この紛争をあげた受講生は一人もいなかった。

学生は世界で何が起きているのかに対して関心がないというとらえ方ができるかもしれないが、それより、学生が与えられている(またはアクセスできる)情報のほうに問題があると思う。学生は世界の紛争のことをまったく知らなかったわけではない。新聞やニュースで頻繁に報道されてきたイラク(死者数100万人以上?)、コソボ(死者数1万人)、イスラエル・パレスチナ(死者数8千人)の紛争は答えのトップ3を占めていた。「選ばれた紛争」に関する情報はインプットされていた。

しかし、世界情勢を知る機会さえあれば、さまざまなレベルで関心をもつようになる学生がたくさんいる。そして嬉しいことに、世界最大紛争のコンゴ民主共和国に強い関心を持つようになった大阪大学の学生に出会うことができた。この学生たちは「Eyes on the Congo」というサークルを結成し、まず大学内からコンゴ民主共和国に人々の目を向けさせる運動を企画することにしている。特に、世界的運動であるコンゴウィーク(10月18~24日)に合わせて様々な活動を実施する予定をしている。

大阪大学のグローバルコラボレーションセンター(GLOCOL)が企画しているセミナー(10月19日:東コンゴのゴマでUNHCRの事務所所長として活躍していた米川正子氏の発表が予定されている)と連動し、コンゴ民主共和国に関するドキュメンタリーの上映会やミニワークショップ(10月21・23日)を企画している。コンゴウィークが終わった後も、これからどのような活動をしていくのか楽しみにしている。

そのうちに、Eyes on the Congo独自のブログはできるかもしれないが、その前にまず、このブログの場を借りて、Eyes on the Congoのメンバーからの声を聞くことにした。というわけで、しばらくのあいだ、「ステルス紛争」はリレーブログという形になる。メンバー1人1人からの投稿をぜひ読んでみてください。

(ちなみに、Eyes on the Congoは現在、メンバー募集中とのこと。お問い合わせは eyes_on_the_congo@hotmail.co.jp  まで。)

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